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GA4を入れたのに何も分からない会社が、最初に決めるべき数字

公開日: 2026-07-30更新日: 2026-10-27
GA4を入れたのに何も分からない会社が、最初に決めるべき数字

GA4を入れたのに何も分からないのは、ツールの使い方が難しいからではありません。「何を成果として数えるか」を決めないまま入れているからです。最初に決めるべきなのは、問い合わせや購入といった「成果の数」を、正しく数えられているかどうか。これさえ押さえれば、GA4は社長の判断に使える道具に変わります。

制作会社にホームページを作ってもらったとき、GA4(Googleアナリティクス)も一緒に入れてもらった。でも、管理画面を開いても数字がたくさん並んでいるだけで、何を見ればいいのか分からない。マーケ担当のいない会社で、本当によく聞く話です。この記事では、僕自身の失敗も交えながら、GA4で最初に決めるべき数字と、その確かめ方をお伝えします。

※GA4は入っているけれど数字が読めない、という方は、お気軽にご相談ください。

なぜGA4を入れても、何も分からないのか?

GA4は、何を成果として数えるかを教えないと、ページが見られた回数や滞在した時間などを、ただ集めるだけだからです。

GA4には、何人が来たか、どのページを見たか、どこから来たか、といった数字が自動で集まります。でも、それだけでは「広告は効いているのか」「ホームページは役に立っているのか」は分かりません。社長が知りたいのは、結局のところ「いくら使って、何件の問い合わせ(または購入)があったか」だからです。

マーケ担当がいない会社では、この「成果を数える設定」が抜けたままになっていることがとても多いです。WINDOM株式会社の調査では、マーケティングの担当者がいない企業の91.0%が、施策の成果を「ほとんど/まったく測定できていない」と答えていました(出典:PR TIMES(WINDOM株式会社調べ))。

成果の数は、本当に正しく数えられているのか?

数えているつもりでも、間違って数えていることがよくあります。実は、僕自身のホームページでもそうでした。

最近、デジマタクトのホームページの数字を改めて見直したときのことです。GA4には、過去3か月で「問い合わせ」が6件と記録されていました。ところが、実際にフォームから届いた問い合わせは0件。調べてみると、問い合わせページを「開いた」だけで、問い合わせとして数える設定になっていたんです。同じ設定で、広告の成果も数えていました。

マーケティングを仕事にしている僕ですら、こうなっていました。正直、かなり冷や汗が出ました。数字があることで安心してしまい、その数字が何を数えているのかを確かめていなかったんです。

よくある数え間違い 何が起きるか
問い合わせページを開いただけで、問い合わせとして数える 実際より多く見え、効いていない広告を続けてしまう
スクロールやクリックまで「成果」に入っている 成果の数が意味のない数字になる
自分や社員のアクセスが混ざっている 実際よりも多くの人が来ているように見える
テスト用の環境のアクセスまで数えている 公開前の確認作業まで数字に入ってしまう

数字が間違っていると、正しい判断はできません。だから最初にやるべきは、「成果の数が、本当に成果だけを数えているか」を確かめることです。

最初に決めるべき数字は、何か?

「最終的な成果」と、その手前の「段階ごとの数」の2種類です。

最終的な成果は、問い合わせの送信完了や、商品の購入完了です。ここを正しく数えることが、すべての土台になります。

ただ、マーケ担当がいない会社のホームページは、問い合わせの数がもともと少ないことがほとんどです。月に数件しかないと、良くなったのか悪くなったのかが分かりにくい。そこで、問い合わせの手前の段階も数えておくと判断がしやすくなります。僕のホームページでは、次の4段階を数えています。

  1. 問い合わせページを開いた
  2. フォームに入力を始めた
  3. 確認画面まで進んだ
  4. 送信を完了した

こうしておくと、「ページを開く人はいるのに、入力を始める人がいない」なら入口の伝え方に、「入力を始めた人が確認画面まで進まない」ならフォームの項目に問題がある、と止まっている場所が分かります。

GA4とGTM(Googleタグマネージャー)の設定を見直して、成果と段階ごとの数を正しく数えられる状態にするところからお手伝いすることもできます。

正しく数えられると、何が変わるのか?

広告やホームページのどこを直せばいいかが、数字で分かるようになります。

前職で、外部のフリーランスに任されていた広告を引き継いだことがあります。そのとき、無料登録を集める広告は、1件の獲得に10万円かかっていました。運用を自分の手に巻き取り、バナーも広告文も自分で作って、数字を見ながら試行錯誤する日々が始まりました。何が効いて何が効いていないかを、施策のたびに数字で追えたからこそ、悪いところを直し、良いところを伸ばすことができました。1年から1年半ほどかけて、1件あたりの費用は10万円から3.5万円まで下がりました。

数字がなければ、改善のしようがなかったと思います。当時は「これで合っているのか」と手探りの連続でしたが、今振り返ると、あの試行錯誤ができたのは、正しい数字を自分の目で追える状態があったからです。

計測は、結果を眺めるためのものではありません。次の一手を決めるための土台です。

まとめ

GA4を入れたのに何も分からないのは、何を成果として数えるかを決めていないからです。そして、数えているつもりでも、間違って数えていることがあります。僕自身、ページを開いただけで問い合わせと数えていたことに気づいて冷や汗をかきました。まずは「成果の数が、本当に成果だけを数えているか」を確かめる。そのうえで、問い合わせの手前の段階も数える。それだけで、GA4は社長の判断に使える道具になります。

よくある質問

Q. GA4の数字は、どこから見ればいいですか? A. まずは問い合わせや購入などの「成果の数」です。その数が正しく数えられているかを確かめてから、ほかの数字を見てください。

Q. 成果が正しく数えられているか、どう確かめればいいですか? A. GA4の成果の数と、実際に届いた問い合わせや注文の数を見比べてください。大きくずれていれば、設定に問題があります。

Q. 問い合わせが少ない場合、何を見ればいいですか? A. 問い合わせページを開いた数や、フォームに入力を始めた数など、手前の段階の数を見ると、どこで止まっているかが分かります。

Q. 自分や社員のアクセスは除いたほうがいいですか? A. 除いたほうがいいです。アクセスが少ないホームページほど、自分たちのアクセスが混ざると数字が大きくずれます。

一人で計測の仕組みを抱え込まず、一緒に整えていきましょう。

寺尾講平
寺尾講平

人材派遣・住宅設備(マイセット)・空間プロデュース会社UDS・島原観光ビューロー・コラビットと、マーケ担当不在の現場を渡り歩いてきた実務家。26歳でホームページ制作で独立し15年以上Web制作に従事。教育施設の立ち上げでは半年で受講生100人達成、島原観光ビューローでは観光情報発信サイトのディレクションや集客コンテンツを手がけ13年続いた観光コンテンツ(累計経済効果2億円超)を立ち上げ、コラビットには一人目マーケターとして入社し広告CPA65%削減・記事200本以上作成、その後マーケティングマネージャーとして年間数億円規模の予算を管理。現在は屋号デジマタクトでホームページ制作を入口に、AIを活用したマーケティングの仕組みごと提供し、中小企業の担当者1名でも運用できる体制づくりを支援。

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